Entrance Book

はじめに

このEntrance Bookは、PeopleXに興味を持ってくださったエンジニアの方に向け、会社やエンジニア組織、働き方などについて知っていただくためのものとなっています。
複数プロダクトを短期間でロンチしているため、事業開発カラーが強く見える弊社ですが、共同創業者はCTOと初期から経営にエンジニアを置いており、本気でテックカンパニーを目指しています。ぜひ最後までご覧ください!
※かなりボリューミーな内容となっております。目次からも気になるパートを参照ください!

目次

1.PeopleXとは

PeopleXは、人を軸にしたプロダクト開発をしているスタートアップです。
まだ設立1年強の企業ですが、シード期としては歴史的な23.7億円という調達を行い、その潤沢な資本を活用しながら、「人の可能性を最大化する」「本質的な時間を増加させる」「人でなくともいい仕事を代替する」など様々な切り口から、AIプロダクトやエンタープライズ向けSaaSなどの開発を複数進めています。
また、既に2社がM&Aでグループインしており、海外展開も早期に狙うなど、加速度的な成長をしております。

2.プロダクト

現在は2プロダクトをロンチ済で、秋にはさらに複数のサービスがロンチ予定です。 全てBtoBサービスですが、toCライクなUI UXであることが特徴で、毎日使っていただけるようなUX思想で開発をしています。

PeopleX AI面接

 
  • 世界的にも珍しい対話型AI面接サービス。世界的にも先駆けた対話型モデルで、他社サービスの一問一答形式に一線を画しています。
  • 365日24時間の面接受験を可能にし、候補者の選考体験を劇的に改善するだけでなく、学歴や経歴を中心に人が判断されている書類選考において、人となりも含めて適切に評価され、人の可能性が広がる未来を叶えたいと考えています。

PeopleWork

  • Employee Experience=従業員体験 の向上に軸足を置いた国内唯一のSaaS。入社後の成功を支援することを目的に、コラボレーション促進やスキル管理、社内報、オンボーディング支援など多数の観点からコンパウンドに開発中。
  • 直近はAIエージェントやAI対話サービスの開発も行なっており、中間管理職など報われにくい職種の方々が、本質的な部分から最短距離でメンバーに向き合える世界を目指しています。

その他開発中AIプロダクト

  • 複数のプロジェクトを動かしていますが、特に直近ではデジタルヒューマンとの対話体験を核とした開発の優先度をあげています。
  • 直近ではデジタルヒューマンとの1on1の会話情報を元に、マネジメントの負荷軽減と質向上を支援するプロダクトをリリース予定です。
 
大手を中心にサービスロンチ以降確実にクライアント数を増やし、300社以上となりました。 4月には「Committee」という業界の著名有識者を集めたチームも別途設立し、社外からも積極的に意見をいただきながら開発しています。

2.開発組織について

2-1.チーム体制

2025.7月現在のチーム体制は上記となっております。
新規プロダクトは、POが社会や顧客ニーズを拾い要求を検討しつつ、PM 兼 テックリードがカウンターになり、開発メンバー全員とディスカッションをしながら要件定義に落とし込み、共にプロダクトリリースを目指します。
既存プロダクトは、POが顧客ニーズを確認しながらエピックの優先順位を決定し、開発メンバーでストーリーを定義し実装を進めています。
大きな方向性はCEOが意思決定しますが、現場の意思決定はCTOを中心に開発メンバーに委ねられています。

2-2.開発チームバリュー

会社のバリューを大切にしながらも、開発チームとして大切にしたいことも言語化しています。 この価値観にシンパシーを感じたメンバーが集まっています。

- 偉大なプロダクトをつくろう

- 楽しく、そして、マジに

- 常に目的から、常に本質から

 

2-3.開発プロセス

  • 既存事業
    • 抽象度の高いEpicの検討は、CEOとPOに加えてテックリードを交えて行われることが多いです。
    • Sprintは2週間で回しています。
    • 抽象度の高い課題をPlanningで開発者全員で共有し、EpicからStoryに落とし込みます。
      • 優先度の確認とEpic課題をお互いに理解し合います。
    • Daily MTGで進捗の確認や、突発的なタスクに対する優先順位の付け替えを実施。
    • Retrospectiveで次Sprintの改善アクションを出し、次のSprintにおけるEpicや各々の主担当を決定します。
 
  • 新規事業や未PMFサービス
    • Epoch Making(PoCやAlliance、大型イベント)に対して、要求要件を達成するものをAgileに日々協議しながら最速で作っていくことを目指しています。
    • Sprintは2週間ですが、ここは俯瞰的に状態を把握する機会であり、日々前進させるという表現の方が近いです。
 
  • 開発の大まかな流れ
    • 中長期的な開発ロードマップは、CEOやPO、テックリードを中心に策定しています。
    • ロードマップから開発チケット(背景や要件、デザインなどを記載)へ落とし込み、それぞれのチケットに対してプランニングでアサインを決定して進めています。まだ大きな組織ではないので、堅く決めるというより、落ちたボールを積極的に拾った結果がアサインになっていることも多いです。
    • 1つのチケットを担当するエンジニアは、規模にもよりますが1-3名です。
    • 設計・実装・テスト・リリースが完了したら、新たに別チケットの開発へと移ります。
    •  
  • 各開発ストーリー(プロジェクト)の進め方
    • 要求定義
      • POから抽象度の高い要求があり、Epicとなります。
    • 要件定義
      • エンジニア・QA・デザイナーが各視点で三位一体となって対応している点が特徴といえます。
      • エンジニアは複数名入ってここで論点を出し切ることを目標にしています。
      • 時間がかかってでも丁寧に進めることを意識しており、過去経験から意見を出し合います。
    • 設計
      • 主担当が設計し、テックリード含む複数名でレビューします。
      • テーブル構成やAPIインターフェースもここで決め切ります。
        • 実装からの手戻りをなくすために、時間をかけて丁寧に進めるべき点としています。
    • 実装
      • AIを積極的に活用し、速度を意識したコーディングを行います。
      • ある程度の粒度でPRを区切り、各PRがApproveされた時点でメインブランチにマージします。
      • 機能単位のブランチを切り、そこに対してある程度の粒度で区切ったPRをマージしていくことが多いです。
      • 実装中の不明点は、Slackのhuddleで他メンバーへ随時相談するなどして解消しています。
    • QA
      • QAエンジニアが作成したQA観点をもとに、POやCS、実装者などが協力しながら行います。
      • 自動テストは書かれていますが、観点漏れの確認などは手動でのQAで行います。
    • リリース
      • リリースブランチを切って、メインブランチからリリースブランチへマージすることで本番リリースをします(平均週2回)。
      • 単一の機能単位でリリースをしています。
      • 緊急性を要するもの以外は、日中に実施しています。

2-3.開発環境

PeopleWorkのバックエンド開発にはGoを採用していますが、AIプロダクトでは以下のような利点を重視し、フロントエンド/バックエンド共にTypeScriptを採用しています。
  • 言語を統一することでフルスタック化を進め、一人でユーザーストーリーを完結できるようにする
  • フロントエンドとバックエンドで型定義を共有できる
  • AIファーストな開発が円滑になる
  • 共通の関数や定数などをプロダクト内で使いまわせる
  • 言語自体の学習コストを削減できる
  • 開発速度を最大化できる
フルスタックエンジニアとしてアジャイルに開発できる状態がベストではありますが、どちらかに強みがある形でも問題ありません。
またPeopleWorkの開発も引き続き行っているため、Goに強みを持たれている方も歓迎しています。

3.解くべき課題と魅力

3-1.解くべき課題

「データベース」から「顧客価値」へ

これまでのSaaSは各社の業務をドメインエキスパートが解析し、サービス提供者が仕様やデータベースを標準化することで、顧客は標準化されたベストプラクティスに乗ることができました。
生成AIの登場で業務をデータベースでなく自然言語で表現できるようになり、顧客ごとに最適化されたソリューションを提供できることが可能になっています。
プロダクト価値の変革期にあり、エンジニア一人ひとりが技術的卓越性を活かして、どのようにプロダクト価値を作れるかが重要です。

堅牢なシステムを早く作る

生成AIの時代の大きなうねりが来ており、かつてのスマートフォンシフトの波はtoCから訪れた一方、生成AIの波はエンタープライズの業務効率化から始まっています。
早く市場にプロダクトを出して、価値を届けることはもちろん重要ですが、同時に堅牢で要件に対してスケーラブルなソフトウェアである必要があります。
最新の技術にキャッチアップしながら、堅牢なソフトウェアを高速で作っていくことは、時代の転換点だからこそ、より重要性が高まっています。

3-2.エンジニアリングの魅力

  • AI面接など、社会の常識を変えるようなインパクト性の高いプロダクトに関わることができる
    • 顧客との距離が近く、声をアジャイルに反映させながら手触り感のある開発ができる
    • ご利用企業様の成果が共有されるSlackチャンネルがあり、都度情報が共有されている
    • 特筆すべきお客様の成果については全社会議で共有されている
  • 対話型AIモデル開発など、技術的に難易度の高いものをつくることができる
    • 世界でも先進的なモデル開発、高い技術力を要するプロダクトである
    • 各種ドキュメントや録画/音声データなど今後活用可能なデータが多く、技術力で顧課題にイノベーションを起こせる可能性が高い
    • 技術スタックがモダンであり、新しいアプローチから世の中の課題を解く機会を得ることができる
  • AIを活用した新しい切り口のサービスや機能をスピード感を持って市場にアウトプットできる
    • 一定規模の組織だとAIエディタ導入だけでも多くの時間を要する中で、社長直下で小さくアジャイルに開発を進めるため、即断即決で進むことができる
    • アライアンスに強いため「積極的にPoCに協力する」「リリースされたら使う」という進み方が多く、「作ったものの売れない使われない」が起きない
  • Biz側にCHRO経験者や人事部長経験者のようなドメインエキスパートや、事業責任者や営業部長経験者のようなビジネス玄人が複数名おり、少人数で本質的な開発を行える

4.働き方

就業時間- フルフレックスタイム制(コアタイム無し)
就業場所- 東京都新宿区西新宿2丁目6-1 新宿住友ビル24階  - 都営大江戸線 都庁前駅(A6出口) 直結  - 東京メトロ丸ノ内線 西新宿駅(2番出口) 徒歩4分  - JR 各線 新宿駅(西口) 徒歩8分
出社/リモート- ほぼフルリモート可。月1回の月次会への参加は必須。
休日休暇- 完全週休2日制(土日祝) - 年末年始休暇 - リフレッシュ休暇 - 産前産後休暇、育児休暇  - 育休取得率、男性育休取得率100%(エンジニア1名実績あり) - 慶弔休暇(事実婚・同性婚含む)、慶弔見舞金、特別休暇、介護/看病休暇、生理休暇、ペット忌引き休暇
有給休暇- 有給休暇 入社初日10日付与
貸与PC- MacBookPro / 14インチ / M4 Pro (12コアCPU、16コアGPU) / SSD 512GB / 48GBユニファイドメモリ
開発支援- 技術書購入補助 - AIツール導入補助
服装/髪型- 自由
副業- 副業可(一定の等級以上が該当。申請認可制)
福利厚生- ストックオプション - 定期健康診断(一部補助あり)
休日にFesやBBQに行ったり、みんなでランチしたり、仕事終わりにボードゲームをしたり、そんな距離感の社風です。外部イベントは職種関わらず全員で作り上げ、お祝い事は全員で祝います。「組織もプロダクト」として社員全員で会社を創り上げる風土です。

5.メンバー

 

6.アウトプット

 
開発メンバーを中心にアウトプットしていきたいと思っているテックブログです。一緒にこちらを増やしていきましょう!
 
 

7.選考について

カジュアル面談候補者の方と弊社、双方の思考や希望をすり合わせる、いわゆるカジュアル面談です。 弊社よりPeopleXや開発チームの特徴についてご説明させていただきますので、ぜひご自身に合うかご判断ください。 また弊社からもご希望やご思考をお伺いさせてください。価値観が合うかどうか、やりたいことがPeopleXでご提供できるか等を、率直にお伝えさせていただきます。
技術課題課題をお伝えさせていただきますので、ご自宅でご対応ください。
一次面接主にスキル確認を中心とした面接になります。 ホワイトボードコーディングを実施し、スキル感を擦り合わさせてください。 リードエンジニアやEM以上の方に関しては、双方でコミュニケーションをとる中でマッチ度をお互い確認しましょう。
二次面接主にチーム開発におけるマッチングを中心とした二次面接になります。 今後一緒に働くことになるエンジニアメンバーと直接話せる機会のため、普段の働き方や業務内容についてもぜひ確認していただければと思います。
最終面接代表との面接です。 これまでの選考の結果を踏まえた上で、代表とぜひ長期的なビジョンのすり合わせを行なってください。
リファレンスチェック一定のレイヤー以上の場合は、過去一緒に働いた方にご連絡させていただき、リファレンスチェックをさせていただきます。

8.よくある質問

オンラインでの選考は可能ですか?
可能です。原則オンラインで実施しております。
ホワイトボードコーディングとは何ですか?
設計に関する知識や、一部コーディングスキルを図るテストになります。
選考期間はどれくらいかかりますか?
候補者様のスケジュールにもよりますが、2週間〜1ヶ月程度での選考を想定しております。
すぐに転職を考えているわけではないですが、カジュアル面談は可能ですか?
もちろん可能です。まずは当社を知っていただき、ゆくゆくのご入社を選択肢に入れていただきたいと考えております。(一年以上の期間を経て入社したメンバーもいます。) ただし、ポジション有無や採用状況によってはカジュアル面談をご案内できない場合もございますことをご了承ください。
土日や深夜のシフト勤務はありますか?
現状、シフト勤務はありません。 ただし、24時間365日利用できるサービスのため、メンテナンス対応や緊急障害対応、ユーザーへの緊急対応が発生する可能性がございます。

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